ブログ記事、書くの面倒ですよね。見出しを考えて、本文を書いて、WordPressに合わせてカテゴリやタグも設定して……となると、1記事に何時間もかかってしまいます。「Claude Codeに丸投げしたら楽になるかな」と思っても、どこまで任せていいか、どこから自分で確認すべきか分からないと踏み出せないはずです。というわけで、Claude CodeにWordPress用の記事下書きを作らせてみました。実際の依頼文と出力の要点、修正の流れを追います。
この記事で確かめること
Claude CodeにWordPress用の記事下書きを作らせて、どこまで自動で進むかを検証しました。依頼文を入力して結果が出るまで、結果を修正して良くなるまで、「ここは人が確認した」という境界線を引くまで――その過程をこの記事1本で見せます。
今回はWindows 11環境で、ターミナルからClaude Codeに自然文で依頼する形で試しています。インストール手順そのものは別記事に譲りますが、近い環境があれば追試しやすいはずです。
前提 — 用意したものとこの記事の立ち位置
用意した環境はWindows 11です。Claude Codeはすでにインストール済みで、ターミナルから起動できる状態にしています。WordPressのブログも持っている前提で進めますが、WordPress自体の操作はこの記事の本題ではないので、主に「下書きの品質」に焦点を当てます。
この記事は「Claude Codeで何かを作る手順」ではなく、「Claude Codeに頼んでみた結果の記録」です。はじめ方ガイドをお探しの場合は、そちらの記事を先にどうぞ。
やりたいこと — 記事の下書きをClaude Codeに作らせたい
ブログ記事を1本書くのに、どれくらい時間がかかっていますか?
見出しを考えて、段落を整えて、読者が途中で離脱しない流れを作って……という作業は、慣れていても1記事あたり数時間かかるものです。カテゴリやタグ、メタディスクリプションといったWordPress固有の要素も忘れると後で直す手間が増えます。
そこで試してみたくなるのが、「Claude Codeに下書きを作らせる」という方法です。例えば「Windows向けのノートPC選びのコツについて、初心者向けのブログ記事を書いて」と頼んだら、どこまで形になるのでしょうか。
ゴールは「WordPressにそのまま、あるいは少し手直しすれば投稿できるレベルの下書き」です。これに到達するまでの道のりを、隠さずに見ていきます。
Step 1: 最初の依頼 — どう頼んだか
まずはシンプルな依頼文から始めます。架空のブログテーマとして、「Windows向けノートPCの選び方」というトピックを用意しました。実際に入力した依頼文は次の通りです。
Windows向けのノートPC選びについて、初心者向けのブログ記事を書いてください。
読者はPCに詳しくない人です。
見出し構成も含めて、WordPressに投稿しやすい形で出力してください。
カテゴリとタグの候補も一緒に出してください。
意識したポイントは3つあります。
まず「トピックを具体的にしたこと」です。「ブログ記事を書いて」だけだと出力がブレやすいので、「Windows向けノートPCの選び方」と明確に絞りました。次に「読者層を指定したこと」です。「PCに詳しくない人」と書くことで、専門用語を控えめにする方向性を伝えました。最後に「出力形式を指定したこと」です。「WordPressに投稿しやすい形」「カテゴリとタグも一緒に」と書くことで、WordPress投稿に必要な要素もまとめて出力させようとしました。
ただ、これくらいの指示でどこまで出てくるかが知りたいので、あえて細かい指定は控えています。
Step 2: 最初の結果 — 何が出てきたか
Claude Codeからの出力は、この環境では数秒で返ってきました。見出し構成、本文、カテゴリとタグの候補がセットになって出力されています。
見出し構成は、だいたい次のような形でした。
- WindowsノートPC選びの基本ポイント
- 予算別のおすすめスペック
- 知っておくべき用語
- 購入前に確認すること
- まとめ
ブログ記事としては読める構成ですが、見出しを見ただけでは「どのブログの記事か」が分からない、無難な作りでした。検索結果に並んだとき、クリックしたくなるかというと少し弱い印象です。
本文の冒頭部分を抜粋します。
ノートPCを選ぶとき、まずは用途を明確にすることが大切です。
メールやWeb閲覧が中心なら、エントリーモデルでも十分快適に使えます。
ただし、動画編集やゲームなど負荷の高い用途を想定する場合は、
スペックに余裕を持たせる必要があります。
情報自体は正確で、文体も読みやすい。ただ、「大切です」「必要があります」と無難にまとまっていて、読者の具体的な疑問に答えるというより、教科書的に整理されている感じが強かったです。たたき台としては使えるが、そのままブログに載せると埋もれてしまいそうな印象でした。
感じたことを書き出してみます。
良かった点:
- 見出し構成がブログ記事として成立している
- 文体が初心者向けで読みやすい
- カテゴリ(「PC選び」など)とタグ(「ノートPC」「初心者」「Windows」など)の候補も出た
- Markdown形式で出力されており、WordPressへの移行も難しくない
足りなかった点:
- 見出しが一般的すぎて、ブログに個性が出ない
- 具体例(実際の機種や価格帯)が含まれていない
- 内部リンクの提案がなかった
- メタディスクリプションは出力されなかった
- 検索流入を意識した見出し設計までは自動で出なかった
1回目の出力としては、方向性は合っていて、ここから詰めていく出発点として十分です。
Step 3: 修正指示 — どう直してもらったか
初回の結果を見て、「方向性は合っているが、具体性が足りない」と判断しました。特に見出しの一般性が気になりました。「基本ポイント」「おすすめスペック」は正しいけれど、検索結果に並んだときに読者の目を止める力がない。具体的な予算感や数字が入っていないのも、ブログ記事としては物足りないと感じました。
そこで次のような修正指示を出しました。
次の3点を直してください。
1. 具体例を追加してください。予算別に、実際の価格帯と想定スペックの例を入れてください。
2. 見出しを少し具体的にしてください。「WindowsノートPC選びの基本ポイント」より
「初心者が最初に確認すべき3つのポイント」の方が読者がクリックしやすいです。
3. メタディスクリプション(検索結果に表示される記事の要約文、120字以内)も
提案してください。
修正の狙いは、「読者にとって具体的に役立つ情報にすること」と「WordPress投稿に必要な要素を増やすこと」の2点です。
見出しの修正は効果が大きいと考えています。見出しは読まれるかどうかに大きく影響するため、ここを具体的にしておくと読者の離脱を防ぎやすくなります。
大きな構成変更(セクションの追加や削除)は不要だったので、指示はこの3点に留めました。出力の方向性が合っている場合、一度に多くを直そうとするより、少しずつ詰める方が結果が安定する傾向がありました。
Step 4: 修正後の結果 — 何が変わったか
修正後の出力では、指示した3点すべてに変化がありました。
見出しは次のように変わりました。
- 初心者が最初に確認すべき3つのポイント
- 予算別スペック目安(3万〜5万 / 5万〜10万 / 10万以上)
- カタログの見方 — 知っておくべき用語
- 購入前にチェックしたい3つの確認事項
- まとめ
初回と比べると、数字や具体的な価格帯が見出しに反映されています。「基本ポイント」が「3つのポイント」になり、「おすすめスペック」が「3万〜5万 / 5万〜10万 / 10万以上」になったことで、検索結果での見え方はかなり変わります。
「予算別スペック目安」のセクションには、具体的な価格帯とスペックの例が追加されました。
3万〜5万円帯:エントリー向けCPU / 8GB RAM / 256GB SSD程度
メール・Web閲覧・文書作成が中心の人向け(※執筆時点の一例です。価格・構成は変動します)
5万〜10万円帯:ミドルレンジCPU / 8〜16GB RAM / 256〜512GB SSD程度
写真編集や軽い動画視聴もこなせる(※同上)
メタディスクリプションも提案されました。
Windows向けノートPCの選び方を初心者向けに解説。予算別のスペック目安や、
購入前に確認すべきポイントをまとめました。
修正指示に対する応答は的確で、このときは指示を出してから数秒で反映されたのが印象的でした。
この時点で、公開候補として十分使える下書きになったと判断しました。ただし「そのまま公開できる」と言えるかというと、まだ人の目が入るべき部分が残っています。
Step 5: どこまで進んだか、どこから人が詰めるか
やり取りは合計2回(初回の依頼 + 1回の修正指示)でした。この2回でどう進んだか、ざっくり振り返ります。
Claude Codeに任せて進んだ部分:
- 見出し構成の作成(修正後は具体的な見出しに改善)
- 本文のたたき台の生成(読みやすい文体、適切な情報量)
- カテゴリとタグの候補出力
- 予算別の具体的なスペック例の追加
- メタディスクリプションの提案
- Markdown形式での出力
人がやる必要がある部分:
- 出力された情報の正確性の確認(価格・スペックは常に変動する)
- 見出しや本文のトーンがブログの方向性と合っているか
- 内部リンクの配置
- アイキャッチ画像の選定
- 公開前の最終読み直し
下書きの7〜8割はClaude Codeに頼むだけで進みました。残りの2〜3割(方向性の微調整、事実確認、WordPress投稿要素の最終調整)は人がやる必要があります。
最終結果 — 下書きの到達点
最終的な下書きは、タイトル案、具体的な見出し構成(5セクション)、各セクションの本文(Markdown形式)、カテゴリ・タグ候補、メタディスクリプションが揃った状態でした。
WordPress投稿に向けて残る作業は、内部リンクの配置、アイキャッチ画像の選定、出力内容の事実確認、公開前の最終読み直しです。WordPressのエディタに貼り付けて、この残り作業を人が行えば、公開まで持っていけます。
この検証の振り返り
依頼文を1回出して、結果を見て、修正指示を1回出す――これだけで、たたき台としてはかなり実用的な水準まで整りました。やり取りは合計2回です。
依頼文のコツは「トピックを具体的にする」「読者層を指定する」「出力形式を指定する」の3点です。この3つを押さえておけば、初回の出力もある程度使えるものになります。
人が確認したポイントは、情報の正確性、見出しや文体の方向性、具体例の妥当性、WordPress投稿要素の過不足です。
初心者でも同じ手順を再現しやすいと感じました。依頼文の書き方が分かれば、別のトピックでも同じように試せます。今回はターミナルから自然文で依頼する形で検証しましたが、この使い方であれば特別な知識は不要です。
Claude Codeに頼むだけで、WordPress用の記事下書きは実用的なところまで作れます。ただし、最後の仕上げは人の手が必須です。
次に試すなら
この記事を読んで「自分でも試せそう」と思えたら、次は自分のブログのトピックで試してみてください。
コツをまとめておきます。
- 最初の依頼文は「トピック」「読者層」「出力形式」の3つを必ず書く
- 1回目の出力をそのまま使おうとせず、「たたき台」として扱う
- 修正指示は一度に多くを直そうとせず、2〜3点に絞る
- 出力された情報は必ず自分で確認する
別のトピックでも同じ手順で試せます。例えば「WordPressプラグインの選び方」「ブログのSEO基本設定」など、自分が書きたいテーマで同じように依頼文を出してみてください。
他の検証記事(Claude Codeにエラー解消を頼む実験や、Pythonスクリプトを自動生成させる実験など)も公開しているので、気になる方はそちらもどうぞ。
下書き作成だけでなく、見出しやタイトル案、リライトまで含めたブログ運営の流れは、Claude Codeでブログ運営を効率化する記事まとめで確認できます。
まとめ
見出し構成・本文のたたき台・カテゴリやタグの候補までは、頼むだけで出てきました。やり取りは2回で、公開前チェックを前提とすれば実用的な下書きまで到達しました。
ただし、記事の方向性の微調整、情報の事実確認、内部リンクの配置、アイキャッチの選定は人が行う必要があります。「頼むだけでここまでは進んだ。最後は人が確認した」という境界線を明確にした上で、この記事は終わりです。
読者自身のブログトピックでも同じ手順が使えます。最初の依頼文に「トピック」「読者層」「出力形式」を書けば、同じような結果が得られます。








