見出しを考えるのに30分以上かかったこと、ありませんか?「H2とH3の使い分けが分からない」まま、フラットな見出しを並べて終わってしまう。これをClaude Codeに頼むだけで、どこまで形になる見出し構成が作れるのか——実際に試しました。
この記事で確かめること
Claude Codeに見出し構成(H2/H3の階層)を頼むだけで、どの程度の品質で構成が作れるかを検証しました。
Windows環境でClaude Codeを使い、架空のブログテーマで見出し構成を生成します。依頼文、出力された結果、修正のやり取りをすべて見せます。
この記事では、次のことを追っていきます。
- Claude Codeに見出し構成を頼むときの依頼文の書き方
- 頼むだけでどこまでできて、どこから人が確認すべきかの境界線
- 見出し構成の良し悪しを自分で判断する基準
前提として、Windows環境で操作しています。今回はWindows 11で、ターミナルからClaude Codeに自然文で依頼する形で試しました。Claude Codeのインストールと初期設定は済んでいる状態で進めます。
見出し構成ってそもそも何?なぜ大事なの?
見出し構成とは、H2とH3の階層的な骨組みのこと。H2が記事の大きなテーマを区切り、H3がその中の詳細なポイントを整理します。
たとえば「ブログの始め方」という記事なら、H2に「WordPressのインストール」「テーマの選び方」といった大テーマを置き、H2「テーマの選び方」の下にH3「無料テーマと有料テーマの違い」「SEOに強いテーマの条件」を置く、といった具合です。
良い見出し構成に共通するのは、ざっくり次のあたりが揃っているかどうかです。
- 網羅性:読者が知りたい話題が漏れなく含まれている
- 論理的順序:上から読み下して自然に理解が深まる順番
- 階層バランス:H2が大きすぎず、H3が細かすぎない。H2の下にH3が2〜4個ずつ並ぶと読みやすい目安と言われている
読者にとっては「記事の中身がパッと分かる目次」ですし、検索エンジンにとっても記事の主題や構造を把握する手がかりになります。見出しの階層は、SEOの観点でも意味を持つ要素の一つです。
ここをいい加減に済ませると、記事全体の説得力も読まれやすさも下がります。逆に言えば、見出し構成さえ固まれば本文はかなり書きやすい。だからこそ、Claude Codeに頼むだけでどこまでできるのかが気になりました。
Step 1:最初の依頼文を設計する
見出し構成をClaude Codeに生成してもらうために、依頼文を用意します。ここで大事なのは「最低限の情報だけを渡す」こと。最初から細かく指定しすぎると、Claude Codeが自力で考える余地がなくなり、検証の意味が薄れます。
架空のブログテーマとして「Windowsユーザーが初めてAIチャットを使う人のための導入ガイド」を題材にしました。
実際の依頼文はこうです。
ブログ記事の見出し構成(H2/H3)を作ってください。
テーマ: Windowsユーザーが初めてAIチャットツールを使うための導入ガイド
読者層: PCには詳しくない一般のWindowsユーザー(非エンジニア)
記事の目的: AIチャットツールをまだ使ったことがない人に、
最初の1歩を踏み出してもらうこと
H2で5〜8個の大テーマを立て、各H2の下にH3を2〜4個ずつ
置いてください。
この依頼文で伝えたのは、次の3点です。
- テーマを1文で明示:何についての記事かをはっきり伝える
- 読者層を指定:「非エンジニア」と書くことで、Claude Codeが専門用語を前提にした構成を作らなくなる
- H2とH3の個数を指定:階層のバランスを制御する最低限の条件だけ渡す
最初の依頼文は、ここまでシンプルで十分です。
Step 2:最初の結果を見る
Claude Codeが生成した最初の見出し構成です。
H2: AIチャットツールとは何か?
H3: AIチャットの基本的な仕組み
H3: なぜ今、AIチャットが注目されているのか
H3: 代表的なAIチャットツールの種類
H2: Windowsで使える主なAIチャットツール
H3: ブラウザで使えるツール(ChatGPT、Gemini、Copilot)
H3: アプリとしてインストールできるもの
H3: 無料で始められるかどうかの比較
H2: 初めてAIチャットを使う前に知っておくこと
H3: 必要な環境(インターネットとブラウザだけでOK)
H3: アカウント作成の流れ
H3: 個人情報の扱いに注意するポイント
H2: 最初の質問をしてみる
H3: どんな質問から始めればいいか
H3: 質問のコツ(具体的に書くほど良い回答が来る)
H3: うまく回答が来なかったときの対処
H2: AIチャットをもっと便利に使う方法
H3: 長文の要約や翻訳に使う
H3: 議事録やメールの作成に活用する
H3: プログラミングやExcelの質問もできる
H2: AIチャットの限界と注意点
H3: 情報が古い場合がある
H3: ずれた回答をすることがある
H3: 機密情報は入力しない
H2: まとめ
H3: この記事の振り返り
H3: 次に読むべき記事の案内
網羅性は高いです。「AIチャットとは何か」から始まって「限界と注意点」まで、初心者が知りたい範囲はほぼカバーされています。H2が7個でH3が各2〜3個という階層バランスも悪くありません。
論理的な順序も機能しています。基礎知識→ツール紹介→準備→実践→応用→注意点という流れは自然です。
ただ、気になった箇所が3つありました。
-
H2「AIチャットツールとは何か?」のH3「なぜ今、AIチャットが注目されているのか」 — 初心者向け導入ガイドに「なぜ注目されているか」という一般論は不要。「AIチャットで何ができるか」の方が読者に即座の価値を渡せる。
-
H2「まとめ」の存在 — 「限界と注意点」で実質的な結論が出ているのに、直後に「まとめ」を置くと内容が被る。ただし、これは「導入ガイドのような実用記事」での話です。検証記事や解説記事では、振り返りの節が役に立つこともあります。
-
H2「AIチャットをもっと便利に使う方法」のH3「プログラミングやExcelの質問もできる」 — 読者層が「非エンジニア」なのにプログラミングへの言及は読者目線から外れている。Excelは良いとしても、プログラミングはここでは浮く。
全体の骨組みはClaude Codeだけで作れたと言って良い。ただ、読者目線での違和感やセクション間の被りは、パッと見ただけでは気づきにくい。このあたりは人が目で追って判断する領域です。
Step 3:修正指示を出す
Step 2で気になった3箇所を修正する指示を出します。修正指示は具体的に書くほど、意図が正確に伝わります。
出力した見出し構成を修正してください。
修正内容:
1. H2「AIチャットツールとは何か?」のH3
「なぜ今、AIチャットが注目されているのか」を
「AIチャットで日常的にできること(例:質問、要約、文章作成)」
に変更してください。
理由: 読者は非エンジニアの初心者。「なぜ注目されているか」という
一般論より「自分に何ができるか」が知りたいはずです。
2. H2「まとめ」を削除してください。
理由: 直前の「限界と注意点」で実質的な結論が出ているので、
まとめセクションがあると内容が被ります。
3. H2「AIチャットをもっと便利に使う方法」のH3
「プログラミングやExcelの質問もできる」を
「ExcelやWordの操作質問に活用する」に変更してください。
理由: 読者層が非エンジニアなので、
プログラミングの言及は読者目線から外れています。
修正指示のコツは、「何をどう直すか」をセットで伝えること。「この部分が読者目線から外れている」だけだと、どう直せばいいかが伝わりません。「理由」と「変更後の内容」を両方書くと、Claude Codeが意図を正しく反映してくれました。
読者層のズレは、依頼文で「非エンジニア」と指定していても出力に反映されないことがあります。こういう部分は、人が目で確認して指摘する価値があります。
Step 4:修正後の結果
修正指示に対するClaude Codeの出力です。
H2: AIチャットツールとは何か?
H3: AIチャットの基本的な仕組み
H3: AIチャットで日常的にできること(質問、要約、文章作成)
H3: 代表的なAIチャットツールの種類
H2: Windowsで使える主なAIチャットツール
H3: ブラウザで使えるツール(ChatGPT、Gemini、Copilot)
H3: アプリとしてインストールできるもの
H3: 無料で始められるかどうかの比較
H2: 初めてAIチャットを使う前に知っておくこと
H3: 必要な環境(インターネットとブラウザだけでOK)
H3: アカウント作成の流れ
H3: 個人情報の扱いに注意するポイント
H2: 最初の質問をしてみる
H3: どんな質問から始めればいいか
H3: 質問のコツ(具体的に書くほど良い回答が来る)
H3: うまく回答が来なかったときの対処
H2: AIチャットをもっと便利に使う方法
H3: 長文の要約や翻訳に使う
H3: 議事録やメールの作成に活用する
H3: ExcelやWordの操作質問に活用する
H2: AIチャットの限界と注意点
H3: 情報が古い場合がある
H3: ずれた回答をすることがある
H3: 機密情報は入力しない
3つの修正指示はすべて反映されました。「なぜ今注目されているのか」が「日常的にできること」に変わり、初心者が自分ごととして読める内容に。「まとめ」が削除されて6個のH2構成になり、末尾が「限界と注意点」で着地。「プログラミング」が消えて「ExcelやWord」に置き換わり、読者層との整合性が取れました。
細かい点を言えば「AIチャットの基本的な仕組み」というH3は、初心者にとって読み飛ばしても良さそうな内容です。削るか残すかは好みの問題なので、記事を書きながら判断すれば良さそうです。
ここまでで、今回の検証での見出し構成は一通り固まったと言えそうです。
頼むだけでどこまでできたか——境界線と実践のコツ
今回の検証を通して見えた境界線を整理します。
頼むだけでできたこと
- テーマに関連する話題を漏れなく拾い上げた
- 指定した個数の範囲でH2の下にH3が適度に配置された
- 基礎→実践→注意点という自然な流れができた
- 具体的な修正指示を渡すと、意図を正しく反映してくれた
人が確認したこと
- 読者層に合わない内容の排除(「プログラミング」の言及など)
- セクション間の内容の重複(「まとめ」が直前セクションと被ること)
- 見出しの文言が読者が検索しそうな言い回しと合っているか
やり取りは依頼1回+修正指示1回の計2回でした。少なくとも今回の条件では、この程度の往復で実用に堪える見出し構成が作れました。
見出し構成を頼むときのコツ
依頼文に含めるべき最低限の要素は3つです。
- テーマを1文で:何についての記事かを明確にする
- 読者層の指定:「非エンジニア」「初心者」など、誰に向けて書くかを書く
- H2/H3の個数の目安:「H2で5〜8個、各H2の下にH3を2〜4個」のように制約を渡す
修正指示を出すときは、「何をどう直すか」と「理由」をセットで書く。理由だけだと判断に迷い、変更内容だけだと意図がずれることがあります。
出力された構成を読者目線で見直すときは、次の3点を確認すると良さそうです。
- 読者が知りたい範囲が漏れなく含まれているか(網羅性)
- 上から読み下して自然に理解が進む順序か(論理的順序)
- H2の間で内容が被っていないか(重複なし)
依頼文はテーマと読者層と個数の指定だけで良く、修正指示も「何をどう直すか+理由」を書くだけです。特別なプログラミング知識は不要で、Claude CodeをWindowsで使える状態にしてあれば、今日から試せるはずです。
Claude CodeにはCLAUDE.mdという仕組みがあり、プロジェクトごとの継続的な指示を書いておくことができます。たとえば「読者層は非エンジニア」「H2は5〜8個」といったルールをあらかじめ書いておけば、毎回の依頼文で繰り返さずに済みます。また、スキルシステムを使えば、見出し構成の生成手順そのものをプレイブックとして登録し、コマンド一つで呼び出すこともできます。見出し構成に慣れてきたら、本文の執筆や文体の調整にも挑戦してみてください。
見出し構成の作成から下書き、リライトまで、ブログ記事の執筆プロセス全体を効率化する流れは、Claude Codeでブログ運営を効率化する記事まとめで確認できます。








