Claude Codeが返してくれたコード、どうやって手元に持ってきますか? ターミナル画面をマウスで範囲選択して、スクロールで崩れたり途切れたりした経験がある人も多いはずです。/copy と /export という2つのコマンドを知っていれば、そうした手間がほぼ消えます。
読み終わった後にできるようになること
/copy と /export の2つのコマンドの使い方をWindows環境で確認していきます。
読み終わった後には次のことができるようになります。
/copyでClaudeの応答をクリップボードにワンアクションでコピーする- 応答にコードブロックが複数あるとき、特定のものだけを選んでコピーする
/copy 2のように数字を指定して、過去の応答に遡ってコピーする/exportで会話全体をテキストファイルに保存する- 目的に応じて
/copyと/exportを使い分ける
事前に必要なもの
コマンドを試す前に、次の条件を満たしているか確認してください。
- Claude Codeがインストール済みであること
- ターミナルが使えること(Windows Terminal、コマンドプロンプトのどちらでも可)
- Claude Codeを起動して、すでに1回以上会話していること
とくに3つ目がポイントです。/copy も /export も「出力された内容」を対象にするコマンドなので、何も応答がない状態では試しようがありません。
/copy — クリップボードにワンアクションでコピー
使い方は3ステップだけです。
- Claude Codeの入力プロンプトに
/copyと入力してEnterを押す
> /copy
-
「Copied to clipboard」のようなメッセージが表示される
-
メモ帳やエディタを開いて、Ctrl+Vで貼り付ける。Markdown形式でコピーされているので、コードブロック付きのまま貼り付けられる
マウスで範囲選択する必要がありません。
コピーされるのは「最新のClaudeの応答」です。あなたの入力(プロンプト)は含まれません。形式はMarkdownなので、コードフェンス(```)や太字などの書式もそのまま保持されます。
確認方法: コピー後にメモ帳を開いてCtrl+V。Claudeの最後の応答がそのまま貼り付けば成功です。
コードブロックがあるとき — ピッカーで選ぶ
Claudeの応答にコードブロックが含まれている場合、/copy 実行後にピッカー画面が開きます。全文をコピーするか、特定のコードブロックだけをコピーするかを選べます。
-
/copyを実行する -
コードブロックがある応答では、ピッカー画面が開く
-
矢印キー(↑↓)で「全文」または対象のコードブロックを選び、Enterで決定する
-
選んだコードブロックだけがクリップボードに入る
ピッカーが開かずに全体がコピーされた場合は、コードブロックが含まれていない応答だった可能性があります。
wキーでファイルに直接書き出す
ピッカー画面が開いているとき、wキーを押すとクリップボードではなくファイルに書き出せます。
- 書き出し後にファイルパスが表示される
- 保存場所は環境によって変わる可能性があるため、表示されたパスを確認してエクスプローラーで開く
「クリップボード経由だと文字化けする」「そのままファイルとして残したい」という場面で重宝します。
/copy N — 過去の応答を指定してコピーする
3つ前に書かせたコード、もう一回使いたくなった——そういう場面はよくあります。
/copy に数字を付けると、過去の応答に遡ってコピーできます。
> /copy 1
/copy 1→ 最新の応答(/copyと同じ)/copy 2→ 2つ前の応答/copy 3→ 3つ前の応答
数字を大きくするほど古い応答に遡ります。ある程度古い応答まで遡れるようです(公式ドキュメントに件数の明記はありません)。
遡りすぎて「対象が見つからない」となったら、数字を小さくして再度試してみてください。
ポイント: 数字の指定は覚えやすくて便利ですが、何も表示されない場合は遡り上限を超えている可能性があります。そのときは
/exportで会話全体を保存してから探す方が確実です。
/export — 会話を丸ごとテキストファイルに保存
作業が終わった後に「今日のやり取り、全部残しておきたい」と思ったことがあれば、それが /export の出番です。
基本の使い方
> /export
引数なしで実行すると、ダイアログが開きます。クリップボードにコピーするか、ファイルとして保存するか選べます。
ファイル名を指定する
> /export my-conversation
ファイル名を付けると、その名前で保存されます。
/copyとの違い
| 項目 | `/copy` | `/export` |
|---|---|---|
| 対象 | 最新または指定した応答1つ | セッションの会話全体 |
| 形式 | Markdown | プレーンテキスト |
| 出力先 | クリップボード | ファイルまたはクリップボード(ダイアログで選択) |
| 主な用途 | コードをエディタに持っていく | 会話の記録を残す |
確認方法:
/export ファイル名で保存した場合は、Claude Codeを起動した場所にファイルができているか確認してください。引数なしで保存を選んだ場合は、ダイアログで選んだ保存先を確認してください。
/copyと/exportの使い分け
ここまで2つのコマンドを見てきました。実際に使う場面ごとに、「どっちを選ぶか」を分けて見ていきます。
会話全体を後で見返したいときは、/export を選びます。
コード片をすぐ使いたい → /copy
- Claudeが書いたコードを、そのままエディタやファイルに貼り付けたい
- Markdown形式が保持されるので、コードフェンスごとコピーされて便利
- ピッカーで特定のブロックだけ選べるのも利点
やり取りを丸ごと残したい → /export
- 後で見返すために会話全体を保存したい
- プレーンテキストで出力されるので、検索や共有に向いている
- ファイル名を指定できるので整理しやすい
迷ったら
「いま目の前にあるコードが欲しい」なら /copy。「このセッションの記録を残したい」なら /export。この2パターンで大抵の場面はカバーできます。
両方覚える必要はありません。まずは /copy だけでも、ターミナルでのコピペ作業がぐっと楽になります。
うまくいかない時の確認ポイント
コマンドが期待どおりに動かないときは、次のポイントを確認してみてください。
コピーしたのに貼り付けられない
- ターミナルの種類によっては、クリップボード連携が制限されていることがあります
- Windows Terminalを使っている場合は、設定でクリップボード連携が有効になっているか確認する
- コマンドプロンプトを使っている場合は、Windows Terminalで試してみる
/exportでファイルが見つからない
/export ファイル名で保存した場合は、基本的にClaude Codeを起動したディレクトリに保存されます- 引数なしで保存した場合は、ダイアログで選んだ保存先を確認してください
dirコマンドでテキストファイルが追加されていないか確認する- エクスプローラーの検索欄に
*.txtと入力して探す手もある
ピッカーが表示されない
- 応答にコードブロックが含まれていないと、ピッカーは開きません
- コードブロック(
```で囲まれた部分)がある応答で/copyを試してください
過去の応答を指定しても空っぽになる
/copy Nの番号は「N個前の応答」を意味します- セッションをまたいでの指定はできないため、現在のセッション内でのみ有効です
- セッションを新しく始めた直後は
/copy 1(=最新)しか使えません
実際に試して確かめる
/copy でクリップボードに取り出し、/export でファイルに保存する——2つのコマンドの使い方が頭に入りました。実際に動くか、手を動かして確かめてみましょう。
/copyの確認
- Claude Codeで何か質問して応答を得る
/copyを実行する- メモ帳を開いてCtrl+Vで貼り付ける
- Claudeの応答がMarkdown形式で貼り付けば成功
/exportの確認
/export test-outputを実行する- ファイルとして保存した場合は、指定した場所にファイルができているか確認する
- ファイルを開いて会話内容が記録されていれば成功
どちらも1回試せば感触が掴めるはずです。
次に試すこと:
/copy 2で過去の応答を取り出してみる- ピッカー画面で
wキーを押してファイル書き出しを試す /helpで他のスラッシュコマンドも確認できる
