見出しを考えるのに30分以上かかったこと、ありませんか?「H2とH3の使い分けが分からない」まま、フラットな見出しを並べて終わってしまう。これをClaude Codeに頼むだけで、どこまでまともな見出し構成が作れるのか——実際に試しました。
この記事で確かめること
Claude Codeに見出し構成(H2/H3の階層)を頼むだけで、どこまでの品質で構成が作れるかを検証しました。
Windows環境でClaude Codeを使い、架空のブログテーマで見出し構成を生成します。依頼文、出力された結果、修正のやり取りをすべて見せます。
ここから次の3つが手に入ります。
- Claude Codeに見出し構成を頼むときの依頼文の書き方
- 頼むだけでどこまでできて、どこから人が確認すべきかの境界線
- 見出し構成の良し悪しを自分で判断する基準
前提として、Windows環境で操作しています。Claude Codeのインストールと初期設定は済んでいる状態で進めます。
見出し構成ってそもそも何?なぜ大事なの?
見出し構成とは、H2とH3の階層的な骨組みのこと。H2が記事の大きなテーマを区切り、H3がその中の詳細なポイントを整理します。
たとえば「ブログの始め方」という記事なら、H2に「WordPressのインストール」「テーマの選び方」といった大テーマを置き、H2「テーマの選び方」の下にH3「無料テーマと有料テーマの違い」「SEOに強いテーマの条件」を置く、といった具合です。
良い見出し構成の条件は3つです。
- 網羅性:読者が知りたい話題が漏れなく含まれている
- 論理的順序:上から読み下して自然に理解が深まる順番
- 階層バランス:H2が大きすぎず、H3が細かすぎない。H2の下にH3が2〜4個ずつ並ぶと読みやすい
読者にとっては「記事の中身がパッと分かる目次」、検索エンジンにとっては「この記事が何について書かれているか」を伝える構造データ。つまりSEOにも直結します。
ここをいい加減に済ませると、記事全体の説得力も読まれやすさも下がります。逆に言えば、見出し構成さえ固まれば本文はかなり書きやすい。だからこそ、Claude Codeに頼むだけでどこまでできるのかが気になりました。
Step 1:最初の依頼文を設計する
見出し構成をClaude Codeに生成してもらうために、依頼文を用意します。ここで大事なのは「最低限の情報だけを渡す」こと。最初から細かく指定しすぎると、Claude Codeが自力で考える余地がなくなり、検証の意味が薄れます。
架空のブログテーマとして「Windowsユーザーが初めてAIチャットを使う人のための導入ガイド」を題材にしました。
実際の依頼文はこうです。
ブログ記事の見出し構成(H2/H3)を作ってください。
テーマ: Windowsユーザーが初めてAIチャットツールを使うための導入ガイド
読者層: PCには詳しくない一般のWindowsユーザー(非エンジニア)
記事の目的: AIチャットツールをまだ使ったことがない人に、
最初の1歩を踏み出してもらうこと
H2で5〜8個の大テーマを立て、各H2の下にH3を2〜4個ずつ
置いてください。
この依頼文のポイントは3つです。
- テーマを1文で明示:何についての記事かをはっきり伝える
- 読者層を指定:「非エンジニア」と書くことで、Claude Codeが専門用語を前提にした構成を作らなくなる
- H2とH3の個数を指定:階層のバランスを制御する最低限の条件だけ渡す
最初の依頼文は、ここまでシンプルで十分です。
Step 2:最初の結果を見る
Claude Codeが生成した最初の見出し構成です。
H2: AIチャットツールとは何か?
H3: AIチャットの基本的な仕組み
H3: なぜ今、AIチャットが注目されているのか
H3: 代表的なAIチャットツールの種類
H2: Windowsで使える主なAIチャットツール
H3: ブラウザで使えるツール(ChatGPT、Gemini、Copilot)
H3: アプリとしてインストールできるもの
H3: 無料で始められるかどうかの比較
H2: 初めてAIチャットを使う前に知っておくこと
H3: 必要な環境(インターネットとブラウザだけでOK)
H3: アカウント作成の流れ
H3: 個人情報の扱いに注意するポイント
H2: 最初の質問をしてみる
H3: どんな質問から始めればいいか
H3: 質問のコツ(具体的に書くほど良い回答が来る)
H3: うまく回答が来なかったときの対処
H2: AIチャットをもっと便利に使う方法
H3: 長文の要約や翻訳に使う
H3: 議事録やメールの作成に活用する
H3: プログラミングやExcelの質問もできる
H2: AIチャットの限界と注意点
H3: 情報が古い場合がある
H3: ずれた回答をすることがある
H3: 機密情報は入力しない
H2: まとめ
H3: この記事の振り返り
H3: 次に読むべき記事の案内
良かった点
網羅性は高いです。「AIチャットとは何か」から始まって「限界と注意点」まで、初心者が知りたい範囲はほぼカバーされています。H2が7個でH3が各2〜3個という階層バランスも悪くない。
論理的な順序も機能しています。基礎知識→ツール紹介→準備→実践→応用→注意点という流れは自然です。
足りなかった点
気になったのは3箇所です。
-
H2「AIチャットツールとは何か?」のH3「なぜ今、AIチャットが注目されているのか」 — 初心者向け導入ガイドに「なぜ注目されているか」という一般論は不要。「AIチャットで何ができるか」の方が読者に即座の価値を渡せる。
-
H2「まとめ」の存在 — 「限界と注意点」で実質的な結論が出ているのに、直後に「まとめ」を置くと内容が被る。
-
H2「AIチャットをもっと便利に使う方法」のH3「プログラミングやExcelの質問もできる」 — 読者層が「非エンジニア」なのにプログラミングへの言及は読者目線から外れている。Excelは良いとしても、プログラミングはここでは浮く。
人が確認したポイント
全体の骨組みはClaude Codeだけで作れたと言って良い。ただ「読者層に合っているか」「セクション間で内容が被らないか」の確認は、パッと見ただけでは気づきにくい部分もある。人が目で追って判断する領域です。
Step 3:修正指示を出す
Step 2で気になった3箇所を修正する指示を出します。修正指示は具体的に書くほど、意図が正確に伝わります。
出力した見出し構成を修正してください。
修正内容:
1. H2「AIチャットツールとは何か?」のH3
「なぜ今、AIチャットが注目されているのか」を
「AIチャットで日常的にできること(例:質問、要約、文章作成)」
に変更してください。
理由: 読者は非エンジニアの初心者。「なぜ注目されているか」という
一般論より「自分に何ができるか」が知りたいはずです。
2. H2「まとめ」を削除してください。
理由: 直前の「限界と注意点」で実質的な結論が出ているので、
まとめセクションがあると内容が被ります。
3. H2「AIチャットをもっと便利に使う方法」のH3
「プログラミングやExcelの質問もできる」を
「ExcelやWordの操作質問に活用する」に変更してください。
理由: 読者層が非エンジニアなので、
プログラミングの言及は読者目線から外れています。
修正指示のコツは、「何をどう直すか」をセットで伝えること。「この部分が読者目線から外れている」だけだと、どう直せばいいかが伝わりません。「理由」と「変更後の内容」を両方書くと、Claude Codeが意図を正しく反映してくれます。
読者層のズレは、依頼文で「非エンジニア」と指定していても出力に反映されないことがあります。こういう部分は、人が目で確認して指摘する価値があります。
Step 4:修正後の結果と完成した見出し構成
修正指示に対するClaude Codeの出力です。
H2: AIチャットツールとは何か?
H3: AIチャットの基本的な仕組み
H3: AIチャットで日常的にできること(質問、要約、文章作成)
H3: 代表的なAIチャットツールの種類
H2: Windowsで使える主なAIチャットツール
H3: ブラウザで使えるツール(ChatGPT、Gemini、Copilot)
H3: アプリとしてインストールできるもの
H3: 無料で始められるかどうかの比較
H2: 初めてAIチャットを使う前に知っておくこと
H3: 必要な環境(インターネットとブラウザだけでOK)
H3: アカウント作成の流れ
H3: 個人情報の扱いに注意するポイント
H2: 最初の質問をしてみる
H3: どんな質問から始めればいいか
H3: 質問のコツ(具体的に書くほど良い回答が来る)
H3: うまく回答が来なかったときの対処
H2: AIチャットをもっと便利に使う方法
H3: 長文の要約や翻訳に使う
H3: 議事録やメールの作成に活用する
H3: ExcelやWordの操作質問に活用する
H2: AIチャットの限界と注意点
H3: 情報が古い場合がある
H3: ずれた回答をすることがある
H3: 機密情報は入力しない
何が変わったか
3つの修正指示はすべて正しく反映されました。
「なぜ今注目されているのか」が「日常的にできること」に変わり、初心者が自分ごととして読める内容に。「まとめ」が削除されて6個のH2構成になり、末尾が「限界と注意点」で着地。「プログラミング」が消えて「ExcelやWord」に置き換わり、読者層との整合性が取れました。
残った課題
ほぼ完成と言える品質ですが、細かい点を言えば「AIチャットの基本的な仕組み」というH3は、初心者にとって読み飛ばしても良い内容かもしれません。削るか残すかは好みの問題なので、記事を書きながら判断すれば良さそうです。
完成版の確認ポイント
- H2が6個で、情報量としても読み切れる分量
- 各H2の下にH3が2〜3個ずつでバランスが取れている
- 読者の疑問が上から順に解消される流れ
- 「限界と注意点」で過度な期待を持たせずに着地
見出し構成はこれで完成です。
どこまで頼むだけでできた?——境界線とコツまとめ
今回の検証を通して見えた境界線を整理します。
頼むだけでできたこと
- 見出しの網羅性:テーマに関連する話題を漏れなく拾い上げた
- H2/H3の基本階層:指定した個数の範囲でH2の下にH3が適度に配置された
- 論理的な順序:基礎→実践→注意点という自然な流れができた
- 修正指示への追従:具体的な修正指示を渡すと、意図を正しく反映してくれた
頼むだけでは到達しなかったこと
- 読者目線の自然さ:「なぜ注目されているか」のような一般論が混ざった。読者層に合わせた表現の微調整は人が指摘した
- セクション間の重複排除:「まとめ」が直前セクションと被ることに最初は気づかなかった
- SEOの微調整:検索意図に合わせた見出しの文言選びは、人が最後に確認する領域
人が確認・修正すべきだったこと
- 読者層(非エンジニア)に合わない内容の排除
- セクション間の内容の重複チェック
- 見出しの文言が検索クエリと合っているかの確認
やり取りの回数:依頼1回+修正指示1回の計2回で、実用レベルの見出し構成が完成。
見出し構成を頼むときのコツ
依頼文に含めるべき最低限の要素は3つ。
- テーマを1文で:何についての記事かを明確にする
- 読者層の指定:「非エンジニア」「初心者」など、誰に向けて書くかを書く
- H2/H3の個数の目安:「H2で5〜8個、各H2の下にH3を2〜4個」のように制約を渡す
修正指示を出すときは、「何をどう直すか」と「理由」をセットで書く。理由だけだと判断に迷い、変更内容だけだと意図がずれることがあります。
品質を自分で評価する基準は、次の3点を確認するだけで十分です。
- 読者が知りたい範囲が漏れなく含まれているか(網羅性)
- 上から読み下して自然に理解が進む順序か(論理的順序)
- H2の間で内容が被っていないか(重複なし)
初心者でも再現しやすいか:はい。依頼文はテーマと読者層と個数の指定だけで良く、修正指示も「何をどう直すか+理由」を書くだけ。特別なプログラミング知識は不要です。Claude CodeをWindowsで使える状態にしてあれば、今日すぐ試せます。
Claude CodeにはCLAUDE.mdやスキルシステムという仕組みがあり、依頼文のテンプレートを保存して何度も使い回すこともできます。見出し構成生成に慣れてきたら、本文の執筆や文体の調整にも挑戦してみてください。
まとめ
見出し構成の生成は、Claude Codeに頼むだけでかなりの水準に到達します。網羅性、階層バランス、論理的な順序は最初の出力で概ね整います。
ただし「読者目線で自然か」「セクション間で被りがないか」の確認は、人が最後に目で通す必要があります。とはいえ、この確認は数分で済む程度。構成をゼロから自分で考えるのに比べれば圧倒的に時短です。
依頼文に「テーマ」「読者層」「H2/H3の個数」を書く。出力された構成を読者目線で見直す。気になる箇所に修正指示を出す。この3ステップで、実用レベルの見出し構成が手に入ります。