Codexを一回だけ実行する
公開 2026-09-12 更新 2026-09-12

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毎回対話画面を開く代わりに、決まった依頼を一回実行し、結果をファイルへ残したいことがあります。Codex CLIの codex exec は、対話画面を開かずに依頼を実行するためのコマンドです。
この記事では、GitリポジトリのREADMEを読み取り、要点を保存する例を扱います。初めて使う場合はCLIの導入を済ませ、認証と作業フォルダーを確認してください。
一回実行と定期実行は別
codex exec は、起動した一回の依頼を処理します。それだけで毎日動くようにはなりません。定期的に呼び出すには定期作業の設定など、別の仕組みが必要です。
最初から公開や外部投稿へつながず、読み取りと結果保存の一回が成功するかを確かめると、問題を切り分けやすくなります。
各段階で確認してから、次の操作へ進みます。
- 1対象を確認READMEと作業フォルダーを確認
- 2一回実行読み取り範囲と出力名を指定
- 3結果を開く終了状態と保存ファイルを確認
- 4内容を照合元の資料と比べてから次へ進む
具体的な依頼と、結果の確かめ方は本文にあります。
出力ファイルができたことと、内容が正しいことは別の確認です。保存された文章を元のREADMEと比べます。
利用中のコマンドを確認する
ターミナルで次を実行すると、インストールされた版のオプションを確認できます。
codex exec --help
この記事では、--sandbox と -o を使います。前者はモデルが実行するコマンドの作業範囲、後者は最後の回答を書き出すファイルです。起動時の指定と設定ファイルの関係は設定の基本で説明しています。
READMEの要点を保存する例
READMEが存在するGitリポジトリのフォルダーをターミナルで開きます。readme-summary.md がすでにある場合は、上書きしないように別の出力名を選びます。
codex exec --sandbox read-only -o readme-summary.md "README.mdを読み、目的と使い始め方を日本語で三項目にまとめてください。プロジェクトのファイルは編集せず、読めなかった内容は未確認としてください。"
read-only は、Codexが作業対象を編集する範囲を制限する指定です。一方、-o による最後の回答の保存は、CLI自身の出力処理です。読み取り指定でも、指定した結果ファイルは作成される点を区別します。
標準の動作では、進捗は標準エラー出力、最後の回答は標準出力へ出ます。標準エラー出力という名前でも、そこに表示されるすべてが失敗を意味するわけではありません。
成功を確認する
処理が終わったら、次の順に確認します。
- コマンドがエラー終了していないか。
- 指定した
readme-summary.mdが存在するか。 - 要点が元のREADMEに書かれた内容と一致するか。
- 元のファイルに意図しない変更がないか。
WindowsのPowerShellでは、直後のネイティブコマンドの終了コードを $LASTEXITCODE で確認できます。ただし、0で終わったことだけで内容の正確さまで保証されるわけではありません。
止まったときの確認先
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| READMEが見つからない | ターミナルの作業フォルダーとファイル名 |
| 認証エラー | CLIでサインインできているか |
| Gitリポジトリを求められる | 選んだフォルダーが対象のリポジトリか |
| 操作が許可されない | 読み取りだけで達成できる依頼か、必要な権限か |
| 結果が途中まで | エラーや終了状態、未確認の内容 |
止まるたびに権限を広げたり設定を無視したりする前に、今回必要な操作を確認します。定期処理へ組み込む場合は、成功時だけ後続処理へ進むことと、失敗記録を残すことも必要です。
JSON出力は必要になってから
ほかのプログラムで処理したい場合は、--json でイベントをJSON Lines形式に出せます。これは「最終回答だけのJSON」とは違い、実行中の出来事が一行ずつ並ぶ出力です。最初は読みやすい最終回答の保存から始めても構いません。
公式資料と、この環境のCLIヘルプでオプションを照合しています。この記事ではモデルを使ったREADME要約の成功を実測していません。実行結果は自分の作業環境で確認し、結果の読み方と合わせて使ってください。
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