WindowsでCodexの権限を確認する:フォルダと実行範囲の決め方
公開 2026-09-11 更新 2026-09-11

関連テーマ:準備から最初の成果と変更確認まで
Codexに作業を頼んだとき、権限の確認が出ると「許可してよいのか」「どこまで任せたことになるのか」で迷います。この記事では、Windowsのローカル作業を例に、対象フォルダー・変更内容・外部への送信を分けて判断する方法を整理します。
アプリを使い始めたばかりなら、WindowsでCodexを始める手順で練習用フォルダーを用意してください。ここでは、重要な原本を含まないフォルダーと、短いメモが一つある状態から始めます。以下の依頼文は練習例です。すべての権限画面を実機検証した記録ではありません。
最初に作業場所と現在の権限を確認する
アプリで選んだプロジェクトが、今回編集したいフォルダーに対応しているか確認します。デスクトップ全体など広い場所を選ぶより、練習用の一つのフォルダーを使うと、変更を確認しやすくなります。
そのうえで、Codexへ次のように頼みます。
作業を始める前に、現在の作業フォルダーと実行環境を確認してください。
分かる範囲で、ファイルの読み取り・書き込み・コマンドのネット接続の制限を説明してください。
設定値や秘密情報の全文は表示せず、確認できないことは確認できないと伝えてください。
まだファイルや権限設定は変更しないでください。
回答のフォルダー名を、自分が選んだ場所と照合します。「権限は問題ありません」という一般的な返答だけでは、どの範囲を任せたか分かりません。対象の場所と、できる操作を具体的に確認しましょう。
サンドボックスと承認は別の役割
サンドボックスは、コマンドが触れられるファイルやネットワークを技術的に制限する仕組みです。承認の設定は、その境界を越える操作などで、いつ確認するかを決めます。境界内の通常作業は、毎回止まらずに進むことがあります。OpenAI公式:Sandbox
「今回のメモだけ直して」という依頼は作業の目的を伝えるものです。それだけで、端末の権限設定が自動的にそのファイル一つへ狭まるとは考えないでください。依頼文と、実際に適用されている制限の両方を確認します。
権限の確認では、次の3点を順番に見ます。
対象が合っているかを確認し、変更と外部への影響を順に見ます。
- 1対象はどこか今回のフォルダー・ファイルか。別の場所なら必要な理由を確認。
- 2何が変わるか読む・書き換える・削除する。対象と変更前の控えを確認。
- 3外部へ何が出るか接続先と送信内容を確認。公開・メールなら宛先と内容まで照合。
分からない点があれば、その段階で説明を求めてから判断します。図は判断の順番を示すもので、実際の権限画面ではありません。
一つでも説明できない点があれば、その点を明らかにしてから判断します。たとえば、記事を直すための公式ページの確認と、記事を本番サーバーへ送る操作は、同じネット接続でも目的と影響が違います。
読むだけ・編集できる・広いアクセスの違い
現在の公式資料には、読み取り専用の:read-only、作業場所などへの書き込みを許可する:workspace、ローカルの制限を外す:danger-full-accessという組み込みプロファイルがあります。権限プロファイルはベータ扱いで、従来のsandbox_mode設定と同じものとして重ねて設定できません。古い解説の設定を足す前に、今使われている方式を確認してください。OpenAI公式:Permissions
この記事の練習では、設定ファイルを貼り替える必要はありません。次のように作業の目的を整理し、利用中の画面で対応する権限を確認します。表示名はアプリ・バージョン・組織の管理設定によって異なります。
| 頼みたい作業 | 確認する範囲 | 終了時に見るもの |
|---|---|---|
| メモの内容を説明してほしい | 読み取り。ファイル変更は不要 | 回答が元のメモに対応しているか |
| 別名の下書きを作ってほしい | 練習用フォルダーへの書き込み | 元のメモと新しい下書きが両方あるか |
| 公式情報を調べてほしい | 利用する検索・閲覧手段と送信する情報 | 出典のURLと本文の整合 |
| 本番へ記事を公開してほしい | 公開先・送信する成果物・復旧方法 | 公開URLの本文・画像・リンク |
端末への広いアクセスを選んでも、文章の正確さや復旧方法が用意されるわけではありません。今回必要な操作が何かを先に絞ると、単に確認回数を減らすための権限変更を避けられます。
Windowsの初期設定と日々の作業を分ける
Windowsでは、PowerShell上でネイティブのサンドボックスを使う構成と、WSL2側で動く構成があります。ネイティブ側のelevatedは、低い権限の専用ユーザーなどを用いるサンドボックスの方式名です。「今後の作業をすべて管理者権限で自由に実行する」という意味で読み替えないでください。Windows sandbox公式資料
初期設定でWindows側の確認が出たときは、起動元が公式アプリの設定操作か、表示された処理がサンドボックスの準備に対応するかを確認します。会社管理の端末で許可できない場合は、その制約をCodexへ伝え、管理者へ確認する事項を整理してください。
メモ一つで範囲を決める練習
練習用フォルダーにmemo.txtを置き、「読者はAI初心者。専門用語を短く説明する。」など、架空の短い文章を書きます。次の依頼は設定の変更を伴いません。
このフォルダーの memo.txt だけを材料に、紹介文案.md を新規作成してください。
元の memo.txt は変更せず、他のファイルの内容を使わないでください。
今回は新しいツールのインストール、外部サービスへの公開・送信は不要です。
同名の紹介文案.mdがすでにあれば、上書きせず知らせてください。
最後に作成したファイル名と、元の内容を保ったかを説明してください。
完了したら、元のメモが残っていること、新しいファイルを開けること、書いていない実績が追加されていないことを確認します。返答だけで終わらず、保存された本文も読みます。
練習の成果物を取り消す場合は、今回新規作成した紹介文案.mdであることを確認してから、そのファイルだけを削除します。元から存在していたファイルや別の作業の変更までまとめて戻さないでください。既存ファイルを編集した場合は、差分を確認して必要な変更だけ戻す方法へ進みます。
確認が出たときの質問例
理由が分からない確認には、次の文章を使えます。
この操作について、実行前に説明してください。
対象のフォルダーまたは接続先、読むもの、変更するもの、送信するものは何ですか。
今回の依頼に必要な理由と、現在の範囲内で済む代案を教えてください。
秘密情報そのものは表示しないでください。
自動承認レビューが有効な環境では、境界を越える申請を別のレビュー担当が判断します。これはサンドボックスをなくす機能ではありません。却下された場合は、理由に沿って範囲を狭めるか、必要な本人確認へ進みます。OpenAI公式:Auto-review
| 困ったこと | 最初に切り分けること |
|---|---|
| 保存できない | 保存先が今回の作業場所か、読み取り専用になっていないか |
| 権限の確認が繰り返される | 毎回同じ操作か、接続先・引数・保存先が変わっていないか |
| 許可したのに失敗する | 権限ではなく、ファイル不存在・認証切れ・コマンドの誤りではないか |
| 管理設定で変更できない | 管理者が固定している設定か。別の設定で回避せず必要条件を整理する |
| 意図しないファイルが変わった | 作業を止め、今回の差分と作業前の控えを照合する |
続けて任せるときに残す情報
毎回の依頼には、対象、変更してよい範囲、完成の確認方法を残します。「何でも許可」と広げるより、「この下書きを直し、画像とURLは維持し、今回は手元の確認まで」のように具体化すると、次回も判断しやすくなります。
作業を伝えるひな形はCodexへの依頼文、実際の公開を含む運用はブログ更新の流れを参照してください。公開・送信した結果は、手元のファイルを戻すだけでは取り消せないため、反映先の確認まで一つの作業として扱います。
確認日:2026年9月11日。仕様説明は上記OpenAI公式資料に基づきます。依頼文・判断表・図解は当サイトの説明用の例であり、すべての端末や組織の設定で同じ画面・動作になることを示すものではありません。
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