教育現場での生成AI活用:授業準備・学習支援・確認の進め方
公開 2023-08-14 更新 2026-09-10

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教育で生成AIを使う場合は、授業の目的に役立つかを先に考えます。答えを早く作ることが、必ずしも理解を深めることにつながるとは限りません。本記事では導入実績や効果の数字を作らず、授業や準備に取り入れるための例と確認点を紹介します。
学習目標から使い方を決める
文部科学省の生成AIガイドラインVer.2.0は、子どもの発達段階や情報活用能力を踏まえ、利点とリスクを考えて活用する方向を示しています。文部科学省の案内
たとえば作文の授業で「自分の考えを言葉にする」ことが目標なら、完成文を丸ごと作らせるより、論点を整理する質問を出させる使い方を検討できます。調べ学習なら、AIの回答と原資料を照合する活動そのものを学習課題にできます。
先生の授業準備を補助する
次は授業案を考えるための依頼例です。学習指導要領への適合や教材の正しさを保証するものではありません。
以下の学習目標について、導入・活動・振り返りの案を作ってください。対象学年、授業時間、使える教材は以下のとおりです。理解を確認する質問も提案してください。
生成後は、対象学年に合う語彙か、時間内に実施できるか、誤解を招く説明がないかを確認します。教材名や引用文、計算問題の解答は原資料や別計算で照合します。
生徒が考える過程を残す
AI利用を認める課題では、利用した箇所、元の依頼、修正した点、採用しなかった提案を記録する形式が考えられます。完成品だけでなく、判断の過程を評価できるようにするためです。
依頼例としては「正解を先に出さず、考えを進める質問を一つずつ出して」「この説明で根拠が不足しているところを指摘して」などがあります。AIとの対話で理解したつもりになっていないか、最後に自分の言葉で説明する場面を設けます。
個人情報と利用条件を先に確認する
児童生徒の氏名、成績、健康に関する情報などを、練習のためにそのまま入力しないようにします。学校の方針、利用するサービスの対象年齢や契約条件、保護者への説明が必要な範囲は、導入時点の公式情報と学校のルールで確認してください。
個人向けアカウントと学校管理の環境を同じ条件と考えず、利用者、保存する記録、共有範囲を整理します。具体的な制度判断は学校や設置者の担当者につなげます。
小さな活動から振り返る
最初は一つの教材や一回の準備作業に限定し、役立った点と修正が必要だった点を記録します。作成時間が減っても、確認が増えたり学習目標から外れたりしたなら、利用方法を見直します。
AIの基礎はChatGPTの使い方、回答の点検は制約と倫理的な課題、入力情報の整理はプライバシーの確認を参考にしてください。
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